⁠NIKE MUGEN ROOM                   -Point of View-

NIke主催 新しいAir Maxの発表と共に開催された[mugen room]に出展しました。   上下に向かい合う二枚のLEDパネルが、一つのピクセルの「点灯」と「消灯」を交互に繰り返す。下のパネルの1ピクセルが消えると、上のパネルのどこかで1ピクセルが点灯し、光が移動しているように見える。

やがて、下のパネルの光がすべて消えると、上のパネルは完全に光で満たされる。その後、逆のプロセスが始まり、上の光が一つずつ消えていくと同時に、下のパネルに再び光が灯る。この動きを繰り返すことで、パネル全体の光のバランスが揺れ動いていく。

ピクセルという最小単位(ミクロ)が絶えず動き続けることで、やがてLEDパネル全体(マクロ)の状態が変化していく。しかし、そのパネル全体の光も、より大きな視点から見れば、一つの「ピクセル」として別の何かと接続しているのかもしれない。ミクロとマクロの境界は固定されたものではなく、むしろ連鎖しながら折り重なり、より大きな構造の一部へとつながっていく。

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